或る光栄

In case of die.

ブログに綴っている内容は勤務する企業とはいずれの関わりもありません

ペットロス

 介護食も療法食もたんまり買い込んでいた俺。


 ペットシーツも多目に買い込んで準備万端だった俺。


 一緒にララを荼毘にふしたあと、実家の両親は根こそぎ引き取っていった。


 ララを構う時間が無くなって、寂しいなと感じていたら父親から電話が舞い込みました。


 知り合いの愛犬家が喜んで引き取ってくれたらしい。泣きながら。


 誰かの愛犬が亡くなるなら、俺も悲しい。縁が深いなら深いなりの精一杯をしたいと思う。



 明日は親友数名と新年会だ。

 年末はララに寄り添うようにしたらいいと、親友も言うから会わず仕舞いだった。


 明日は泣くかも知れないからね!

と、最初から伝えている。


 みんなわたしがどういう人間なのかよく知っている。


 サービス精神旺盛なA型。

 こんな俺が人前で泣くんだから、たいがいのことは多目に見てくれるだろう。


 愛情を注ぎ、感じ取ってくれるだろう。

 ローマ法王の慈悲であるかのように。

Copyright ©  boy-LUllaby All Rights Reserved.