或る光栄

In case of die.

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リインカーネーション

 一月はララが亡くなった時点で最初から喪に服すことと決めていました。


 昨年七月末からずっと突っ伏したままのわたしを間近に見ていて、ララはララなりに辛かったんだろうな。


 昼間はいないはずのご主人様が、毎日家にいると言う違和感。

 ララはわたしが休養に入ってすぐの八月十日に腸閉塞でいったん死にかけた。細い細い小腸のはずが、直径7センチまで肥大しお腹の中でとぐろを巻いていた。苦しくて苦しくてぜえぜえ息を吐いて啼いて、わたしはようやく異常に気がついた。

 小腸の端部に出来た腺癌が原因だった。十日間の入院後ララは年齢からしたら奇跡的に快復して、そのあとは最後の時間、残された時間を楽しく過ごせるようなるべく人のいない放し飼いが出来る場所へ連れて行って遊んだ。


 小さな命そして五ヶ月、犬齢からすればおよそ二年、ララは精一杯最後の時間を生きた。安らかに楽しく生きる手助けを、俺は出来ていたのかなと考え込んでしまう。


 二月からは薬の量を調節しながら外でも遊びたい。

 薬は落ち着くのはよいのだけれど、基本的に体温は低下するし、それに嫌な汗もかく。昼間は目の前にもやがかかったみたいで気持ち悪い。

 

 まず11日からは丸沼高原に絶対になんとしても行く。

 三月の彼岸には両親を連れて野沢温泉に行くよう宿も取っている。

 母親がいままで一度も行ったことがない、上越高田に何度も遊びに行ったのだからその時に野沢温泉へ行けていればよかった、とララが亡くなった時に述懐していたのがきっかけになった。

 その足で帰りはララの彼岸参りにいくように計画している。


 リインカーネーション


 またやり直せるかなと思っている。

 会社の仕事はそれほど大変ではない。悪い癖で考え過ぎないように出来れば。


 それにしても毎日寒いので、早く自分の生まれた春の季節がやってくるよう心待ちにしている。


 自分はちっぽけなんだな、と思う反面、やっぱり自分を思ってくれる人がわたしを見て悲しい気持ちにならないように精一杯頑張って生きていきたい。


 最近は寒いので冷たい飲み物は口にしないよう気をつけている。

 体液より低い温度のものを身体に摂り入れるのはあまり良くない。

 酒も自然とストレートになりがちだけど、これは身体にはよくないから気をつけていかないとダメだ。

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