或る光栄

In case of die.

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ストーブあるから、にんにくでも焼くべさ

 正月五日に愛犬がこの世を去った後、部屋にストーブを設置した。


 ちょうど正月に実家へ帰省したら(今の実家はクルマで10分の関町)実家ではアラジンもどきなストーブを焚いていたのだった。

 

いま思えば 正月の実家では、ララも最後の気力と体力を振り絞ってご機嫌な風を装っていたのかも知れない。


 俺は、ララが逝った後に、倉庫に仕舞っていたアラジンの整備清掃をしてリビングにアラジンを据え付けたのだった。


 このアラジンの類のストーブは、ほぼ無音だ。

 時々、鉄がはじける音。


 エアコンやファンヒーターのように風を揺るがす音はしない。


 ジワジワだんだん暖まっていく。


 網を引いて餅を焼く。


 焼けたらしょう油をつけて、砂糖であしらうか海苔を巻いて食べる。


 遠赤外線効果で焼いた餅は美味い。

 オーブントースターで炙った餅より、やっぱりストーブだなって納得する。


 今日もストーブは、その芯に油を浸して静かに燃えている。


 そのストーブがはぜる時、悲しいか?と問いかける声が聞こえた。


 おれは、今がハッピーなのさ

と鼻歌を口ずさむのみなのだ。


 誰も知らない

 魂こがして

 生きていこうぜ


 おお


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