川崎でぱくたれる
先日、先輩からのお誘いで川崎の現場に行きました。川崎の街は久々でしたが品川と横浜に挟まれながらもなかなか発展して来ています。
現場へ向かう無料送迎バスの中は、新聞や出走表を見ながらお客さんは誰もが真剣です。
本当の意味で良いお客さんにならないように、真面目な顔して学習復習しています。
ものの5分で現場である競輪場に着きます。
入場門をくぐるとそこはシャバではありません。
鉄火場です。
競輪は競馬と違って生身の人間を使って博打を打つので現場は心なしかヒリヒリしています。
昼間っから黒ビールを飲んで、ドイツソーセージをぱくついて気持ちを落ち着かせます。
車券を買うラウンジは小綺麗になっていますが、掛け手がいかんせん小汚い、いや貫禄のあるいでたちのひとが多くて目のやり場に困る事があります。
現場をパッと見て今日は勝てないような気分が自分の背中のあたりから立ち昇って来ました。
場の雰囲気が自分に味方していないな、と感じたのです。
百円を何通りか買うちっちゃい勝負を繰り返しましたが、最初に自分が予想した通り今日は自分の日ではありませんでしたね。
まぁそんな日もあります。
帰りは川崎駅の付近で先輩からご馳走になり、反省会をしました。
鉄火場にいる男どもは基本的に静かに勝負の行方を見守っていますね。
慌てず騒がず。
川崎の勝負は自分が最初から勝てない雰囲気を感じてしまった時点で勝負あったと言うところです。入り方が良くなかった。
また今度現場に行く際は勝てると思って場に臨みたいですね。