或る光栄

In case of die.

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南国土佐を後にして

 1959年の映画作品です。もちろんわたしも生まれていません。かつてマイトガイと呼ばれた小林旭さんが主演しており、ヒロインは浅丘ルリ子さんです。監督も斎藤武市さんなので日活渡り鳥シリーズの原型になったものと思われます。

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 大きな歴史のうねりが過ぎ去った日本にあって、前科持ちの悲哀が色濃く土佐高知の風景が郷愁を誘います。

 主人公ジョージの兄が神風特攻で命を落としてしまった設定になっています。小林旭さんがダブルキャスト。1959年です。なんていうか時代です。戦争が済んでまだ15年も経っていません。でも映画は総天然色です。カラーです。

 日本はまだ小さくて貧しい。そんな中にあって情熱がほとばしってます。

 CSの放送で、よく渡り鳥シリーズは観ていたのですが南国土佐を後にしてはamazonプライムビデオで視聴しました。もう10年以上プライム会員なんですけどプライムビデオを視聴するのはここ一年ぐらいで南国土佐の前はマンチェスター・バイ・ザ・シーを観たぐらいです。マンチェスター・バイ・ザ・シーも良い映画ですね。最初監督もやってるベン・アフレックが出てるのかと思ったらケイシーの方でした。ケイシーいいよね。

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 最近自分の観てる映画は強くはないけど緩やかなカタルシスがあるものが多い。なぜ強くないかと言うと出てる人が大人で現実を受け入れて生きているからだと思う。その現実離れしていない緩やかなカタルシスが胸に心地よくてつい何回も観てしまいます。まぁiPhoneの小さな画面なんですけど。

 小林旭さんのシリーズは定型美があって好きです。やっぱり芸事やってるならこれは外せないって型を持っている人が強いんじゃないでしょうか。


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