旅を楽しむコツ【リテラシー2】
コロナ禍により海外渡航が限定的になって久しい昨今、旅の流儀などをひとつ。
世界三大がっかり観光地などと呼び慣しされるのは何故か?
それは事前にガイドブックなどを読んでいたからだと考える。
現在ならありとあらゆるネットワークやメディアでありとあらゆる場所のガイダンスが可能だ。
私も海外初心者の頃は事前にいろいろ調べてから航空機に乗り込んでいた。
しかし、いつからか、そうやって事前に刷り込みすると、いざ現地に着いてからのワクワクが少ない事に気がついた。
そして、行くならガイドブックにない外国行を志向するようになる。
日本人が少ない、アジア人が少ない場所を探して行く。
直行便のあるメジャーな都市は、これから幾らでも行くチャンスがある。
ただ、最低限の英語と、交通手段の有り無しは調べた方が良いだろう。あくまで移動はタクシーにするなら不要だが、公共交通機関を使いこなし、美味しい料理や酒に予算を割り振ったほうが旅は豊かになる。
レンタカーもいい。海外SIMを使えば、ナビゲーション装着車の少ない海外事情でもスマホでそれが可能だし、道迷いでうだうだテロテロする事も無い。
ただ、日本のように制限速度と言う概念のない国が多いので、特に欧州ではドライビングにある程度自信のある人以外にはおすすめしない。
ミラノのフリーウェイでは、みな100miぐらいで飛ばしている。
工夫して上手く旅周りすること自体はスキルと呼べるが、事前に行き先の概要を知っていても別に偉かないし、あえて言えば旅をつまらなくする。
それと、海外の人はKYで好き勝手やってると勘違いしてる人もいるが、多民族故に皆が察する能力に長けているし、身の安全への配慮ならなおさらである。
先頭画像の店先にマクドナルドが見えるが、ここブラチスラバのMacのトイレは地下にあり有料だった。
中央ヨーロッパはホテルと空港のトイレは無料だったが、他はほぼ有料。
この駅はスロバキアとハンガリーの国境にあるシュトロボと言う名前の駅だが、こんなローカル駅のトイレも有料だった。駅舎の一番東側にトイレがあり、チップボックスゲートの前に椅子を置いて、マジャール人の姉さんが待ち構えている。
マジャールスズキと言う日系の自動車工場がある町だが、日本人はほぼ皆無。
旅のコツがトイレの話になってしまった。
あしからず。