北朝鮮 リ・ミョンスン 李 明順
昨夜はなでしこの不甲斐なさにイライラしながらサッカーを観ていました。
ミスパスが多いしアコーディオンのように選手間は伸びるしで、良いところを見せられないまま実質終戦を迎えました。
予選の一試合目を観て、ああこのチームには勝者のメンタリティが無いなと直ぐに気づきました。
それにも増してキャプテン宮間の調子が完全に底。
キープレーヤーの調子があれだけ悪いと勝てる気がしないです。
監督は二戦目から宮間、大儀見と外して戦うべきでした。
まぁ結果論になりますが、これだけ勝てないなら若手を抜擢して使うべきでしたね。
オリンピック予選、次回は開催国だから免除になるし、真剣勝負の場は限られているわけで…
なまじカナダW杯で準優勝したから世代交代が遅れてしまいました。
昨夜は女子卓球の世界選手権試合のほうが見応えがありました。
特に北朝鮮の、リ・ミョンスン選手(カットマン)。
対戦国の選手ですが、昨夜の李 明順さんのプレーはかつてどんな競技であろうと懸命に打ち込んでいた経験のある人ならそのプレーに目を奪われた事でしょう。
と同時に、生まれ出ずる国によって生じる生き様の差異についても考えずにはいられなかった。
彼女の祖国が周辺国から非難を浴びる位置にあろうとも、彼女の純粋なプレーには入り込む余地がないのだな、とも感じました。
リ・ミョンスン選手 李 明順さん、国家代表以外では今はお隣の国である中国スーパーリーグのチームに移籍して活躍されているようです。
国は確かに大切な背景には違いないのだけれどね。
選手を周りで観ている個人には、そんな事は関係ないから。
スポーツでプレーするのは嘘がないから良い。
そしてその行為に罪もない。
北朝鮮の女の子の選手って言うと、ちょっとかわいそうとか同情を禁じえない場合もあるんだけど。
昨夜のリ・ミョンスン選手は流れ出る汗を拭いながら必死にプレーしていた。
あれをなでしこメンバーが出来ていれば、必ず勝利するはずなのに…
ちょっといろいろ考えさせられました。
リ・ミョンスン選手 李 明順さん。
皆さんも覚えてあげてください。
世界で気鋭のカットマンです。