両親との媒介者 野沢温泉行き
今日は野沢温泉スキー場で滑る予定だったのですが、山のてっぺんのほうはガスって視界悪そうなのが見え見えだし、さらに30年ぶりと言う雪の少なさでコンディションが悪そうだったので宿屋で今日はスキーしないと判断して両親連れて土産屋に寄ったりして午前中には野沢温泉村を後にしました。
野沢温泉スキー場は上越に住んでいた時、今から10年は前になるでしょうか、東京都のアルペン公認大会に2年連続して出場しました。
やまびこゲレンデ、カンダハーコースと2つのFIS公認コースが大会バーンでした。
2、3歳のララ(柴犬、今年の一月に亡くなりました)を連れて上越から日帰り二連戦だったりして、かなり強行軍の大会参戦でした。
大会出場のスキーと言うのは遊びではなくて競技会になるので、言って見れば殺伐系スキーになります。
だから野沢温泉に宿泊して遊びスキーをするのは思い出の地に降り立ったララの供養になる気がして、
ああ、柄沢ゲレンデでララを放し飼いして喜んでどこまでもララは走って逃げたな、とか思い出に浸らざるを得ませんでした。
わたしはまだ野沢温泉に来る機会は幾らでもありそうなので、今日は年齢的にも最後になりそうな両親を優先して無理な旅程はやめておきました。
旅をしてると、ララを生前世話の手伝いしてくれた両親との話しになるんですね。
ララは両親との縁を媒介する大切な存在だったんだな、と改めて感じながら帰宅の途につきました。
かえりしな、ララを供養した霊園で彼岸中日の例大祭が本日執り行われたので、お参りに寄って花を手向けて来ました。
なんか上手く言えないんだけど、いいのか悪いのか、ララを大切な存在であったと忘れることはないし、旅に出る度にララを思い出して感傷にひたるんだろうなと思った。